品種品質等級ラベルの読み方歴史

ドイツワインの品質等級図解

Q.m.P -Quäitatswein mit Präikat- (生産地限定格付け上質ワイン)

「クヴァリテーツヴァイン・ミット・プレディカート」、通常は「プレディカーツヴァイン(Pradikatswein 〉ないし「Q.m.P」と略して言う。最高クラスのワインカテゴリー。
ブドウ収穫時の最低糖度などで 「Q.b.A」より厳しい条件の公的な検査に合格したワインで、「補糖」は禁止されている。 13のワイン生産地域の中で区分さている地区(ベライヒ-Bereich)」で収穫されたブドウのみで造られ、他の地区(ベライヒ)のワインとのブレンドは認められない。
ブドウ の糖度・収穫方法によって6つに分類されている。

*<公的な検査>・・・最低糖度、視覚・嗅覚・味覚検査等、品種によってそれぞれの生産地域で個別に規定されている。

カビネット(Kabinett)

「Q.m.P」の中では、最も糖度の低いもの。シュペトレーゼ以上のものの持つ厚みには少し欠けるが、エレガントで繊細な味わいは他に類を見ない。辛口(トロッケン)ないし中辛口(ハルプトロッケン)に仕立てられる。

シュペートレーゼ(Spätlese)

この言葉は「遅摘み」を意味する。通常の収穫時期よりも遅い時点で収穫された完熟ブドウを使用。従って、 糖度やエクストラクト分が増え、奥行きが深まり、しっかりした味わいのワインになる。

アウスレーゼ(Auslese)

完熟した房を選んで摘み取り造られたワイン。従って、収穫量は大幅に落ちる。シュペトレーゼより更に凝縮された味わいを持つ。

ベーレンアウスレーゼ (Beerenauslese)

主に貴腐ブドウの粒を選び取り仕込まれた、フルーティーで味わい豊かなワイン。大きい労働の手間と収穫リスクを伴うから高価。諸要素が凝縮されているから、かっては薬として飲まれた。

アイスヴァイン (Eiswein)

ブドウは凍った状態(マイナス8度)で収穫され、プレスされる。そうすることによって、ブドウの果汁 は自然に濃縮され、アイスヴァイン独特の非常にフルーティーな酸味と甘味が際立った味わいが生まれる。

トロツケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)

このワインは、ドイツの最高級ワインで、過熱したブドウに貴腐菌がつき、水分が蒸発して干しブドウ状態になった粒を選りすぐって収穫する。ハチミツのように密度が高く、アペリティフもしくはデザートワインとして最適のもの。

 

Q.b.A -Quäitatswein bestimmter Aubaugebiete- (生産地限定上質ワイン)

「クヴァリテーツヴァイン・ベシュティムター・アンバウゲビーテ」、通常は「クヴァリテーツヴァイン(Quäitatswein)」ないし「Q.b.A」と略して言う。
13のワイン生産地域のいずれかの1地域で収穫されたブドウのみ造られ、公的な検査に合格したワイン。ブドウ品種や最低糖度が13の地域それぞれで規定されている。また、別のワイン生産地域のワインとのブレンドは認められない。トイツで生産されるワインの多くは、この「Q.b.A」と「Q.m.P」のカテゴリーのもの。

Classic & Selection

2000年から、この「Q.b.A」の中に、Classic〈 クラシック 〉と Selection〈 セレク ション 〉という辛口ワインのカテゴリーが新しく設けられた。
Selection〈 セレク ション 〉は クラシックより上級で、品種、収穫量、糖度(アウスレーゼ相当〉等、より厳しい規定がある。通常ラベルには「畑名」が記されている。

 

Deutscher Landwein (ランドヴァイン=地酒)

ターフェルヴァインより個性的で、且つ地方的特色を持ったワイン。19の生産地域が「ランドワイン地域」として指定されている。

 

Tafelwein (ターフェルヴァイン=テーブルワイン)

ドイツ国内で生産収穫されたブドウを原料としたワイン。通常「ドイチャー・ターフェルヴァイン」と呼ばれる日常消費用ワイン。

Vintage Chart

ドイツとフランス

ワインの「品質等級」に関する表示とその考え方は、ドイツとフランスでは大きく異なる。
ドイツとフランスは、国境を接するヨーロッパの大国だが、その国の成り立ちから、ものの考え方や捕らえ方が相当に違う。加藤雅彦著「ライン河」(岩波新書)は、ドイツワイン主産地・ラインの歴史、風土を知る格好の書であるが、「対照的パートナー」と題して、比較する箇所がある。抜粋させて頂いた。両国を理解する手助けになると思います。
興味を持たれた方は、是非「本」に当たられたし、ドイツワインに新しい味が加わること請合います。

歴史・ドイツとフランスの対比
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